隣りで浮気……? 場所:萬(YOROZU)スタジオ(大塚) 作:アラン・エイクボーン 訳:島川 聖一郎 演出:水鳥 鐵夫 役名:テレサ・フィリップス あらすじ: フランク、ボブ、ウイリアムは同じ会社に勤めている。フランクはボブとウイリアムの上司だ。 フランクとフィオナは熟年夫婦。何の問題もないように見えるのだが…昨夜、フィオナは結婚記念日を忘れ、深夜の帰宅をしてしまった。夫に追求されたフィオナは、ウイリアムの妻メアリーから、夫の浮気の相談を受けていたと嘘をついた。しかし本当は、彼女はボブと浮気を重ねていたのだが…。一方、ボブとテレサ夫妻は、テレサのもともとの雑な性格と子供が生まれたことによって、日々いさかいが絶えない。特にテレサはボブが家庭を顧みず、ほとんど毎晩帰宅が深夜になる事を許せないでいた。ボブは昨夜の帰宅が遅かった理由を「ウイリアムからメアリーの浮気について相談を受けていた」と嘘をついた。フランク、テレサはそれぞれのパートナーの話を信じ、ウイリアムとメアリー夫妻を何とか助けようと、各家のホームパーティに招待したのだが…。《劇団あかぺら倶楽部公式サイトより》 嬉しかったのは、入団のときから面接をした、増田淳と戸田あずさの初舞台に一緒に立てた事。二人とも、いっぱい いっぱい、精一杯って感じだったけど、初々しかったなぁ。 淳の役で、上司宅に呼ばれて、妻が浮気をしているという誤解を吹き込まれて、激怒して玄関を飛び出していくシーンがあるんだけど、淳は文字通り飛び出してくるもんで、ゲネプロ(本番通りにやる舞台稽古)で、扉は裏のパネルに当たって跳ね返るし、本人は段差を落ちて転ぶし。で、その時ちょうど裏にいた私と大西で、淳が飛び込んでくるのを待ち構えていたものでした。大西が淳を抱き抱えて、私が扉を抑えて…。それでも、千秋楽までには、私達の構えも必要ないほど、セーブできるようになりました。 私の役では、鍋のスープを、淳の顔にかけるという演出の注文がありまして、苦労をしました。うまく顔にかかれば、情けない淳の姿が、笑いを巻き起こすのですが、なかなか顔に命中しなくて、稽古場近くの駐車場に淳を立たせて、高さを測り、休憩時間も、寒空の中、一人駐車場の壁をめがけて鍋の水を撒いたものでした。 その光景を見た人がいたら、芝居の稽古だなんて想像もつかなかったでしょうねぇ。 |
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ラヴ 場所:萬(YOROZU)スタジオ(大塚) 作:山田 太一 演出:水鳥 鐵夫 役名:藤崎 敦子 あらすじ: 藤崎繁雄はとある証券会社の支店長。彼には妻・敦子と家を出て一人暮らしをしている大学生の息子・健一がいる。どこにでもいるようなこの家庭に、ある事が起こっていた。妻の敦子が昼間酒を飲んでいると言うのだ。近所のおばあさんからそのことを聞かされた繁雄は当然怒るがあまり効果はなく、週末に帰ってきた健一にもその事を言われてしまう。 そんな繁雄が日曜に一人で家に居ると、仕事の取引相手である宝石商の笠原英行が尋ねて来た。英行は数日前繁雄と飲みに行き、そこで繁雄が酔った挙句持ち掛けた”話”を実行するためにやってきたのだ。しかしその話しを繁雄は全く覚えていなかった。自分が持ち掛けたその話の内容を聞かされた繁雄は慌てふためくのだが・・・。《劇団あかぺら倶楽部公式サイトより》 ごめんなさい。準備中です。
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塩祝申そう 場所:萬(YOROZU)スタジオ(大塚) 作:川ア 照代 演出:水鳥 鐵夫 役名:浜倉 多紀子 あらすじ: 昭和40年代前半。舞台は九州の南端にある鰹漁基地として発展途上にある小さな港町。その港町で代々船主として街を仕切ってきた浜倉家には3人の娘がいた。 大晦日の夜、三女の真紀子が帰って来た。真紀子は父・謙造に反発し、次女・巳紀子の結婚式をすっぽかして家を出て以来、5年ぶりに実家に戻って来たのだ。浜倉家の跡取りである長女・多紀子と自分の結婚式をすっぽかされた巳紀子は、突然帰って来た真紀子に怒りをぶつける。そんな娘たちに母・紀代はおろおろするばかり。 その時、この港町には大きな問題が起こっていた。船人衆(乗組員たち)が月給制を求めてストライキを起していたのだ。1月4日までに船を出さなければ港は潰れる…船主組合の代表である浜倉は決断を迫られていた。 翌日、年が明け正月を迎えるが、ストライキの影響で浜倉には誰ひとり年始の客は来ない。この地方には「塩祝申そう」と呼ばれる正月行事があった。子供たちが1年の無事息災を願って家々を回りながら塩を売り、お年玉をもらうというものだ。だがストの影響で、子供たちさえ浜倉の前を素通りする。 小さな港町に大きな時代の波が押し寄せていた。謙造は果たしてこのストライキにどんな決着をつけるのか?そして真紀子が帰ってきた本当の理由とは…?謙造と真紀子はぶつかり合いながら、それぞれお互いの進むべき道を見つけだしていく…《劇団あかぺら倶楽部公式サイトより》 「塩祝申そう」は「しおえもそう」と読みます。 「おまい探し回って、母さんもうちも汗びっしょいっよ。『真紀子さんなら2時50分のディーゼルに乗っちきもしたがぁ』っち、だいに聞いたち思う。来賓の市長さぁを乗せち来たタクシーの運転手よねっ!」 苦労した部分は覚えてますね。冒頭から激怒の長科白で、発声練習代わりに毎日叫んでいました。 枕崎の方言で演じるのが、楽しかった! 作者の川アさんが、テープを作って送ってくださって、それを皆でダビングして、アクセントなどを覚えて稽古しました。 十数年前、ぐるーぷえいとの公演でこの作品に出会って、こういう芝居がやりたい!と思って役者修行をしたものでした。 客演の中博さんのお父さんが大好きでした。亡くなる場面は哀しかった! 演じた多紀子は大好きな役なのに、難しかった! ぜひ、続編の「鰹群」(なぐら)にも挑戦したいものですが…。 |
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Funny Money 場所:エコー劇場(恵比寿) 作:レイ・クーニー 訳:小田島 恒志 演出:水鳥 鐵夫 役名:ベティ・ジョンソン あらすじ: ヘンリー・パーキンズは気が小さく平凡な男。 妻のジーンとフラム街で幸せに暮らしていた…。 しかし彼は、自分の誕生日にとんでもない物を家に持ち帰った…。 帰りの電車の中で、他人のアタッシュケースを間違って持って来てしまったのだ!そのアタッシュケースの中には、なんと、73万5千ポンドが…!(日本円で約1億5000万円!) ヘンリーはこの大金を持って高飛びをしようと大はしゃぎ。 一方、妻のジーンは、夫の暴走を食い止めようと、友人のヴィックとベティに説得を頼むのだが、頼りの2人も大金を目の前にして大はしゃぎ! そんな中、ヘンリーが殺された事を伝えに刑事がやって来た…。 実はヘンリーのカバンを持っていった男が殺害されていたのだ! この事件を知ったヘンリ―は、刑事に大金所持の事実がばれぬよう、そして、なによりも殺人犯の『ミスターX』が来る前に高飛びすべく、嘘の作り話で必死にその場を逃れようとする。 ところが、その嘘が嘘を呼び、なぜかホモ疑惑まで認めるはめになりながら、タクシーの運転手をも巻き込んでの大混乱に…! 果たしてヘンリー達は73万5千ポンドを死守できるのか? そして、幸せな夫婦生活はいかに…!《劇団あかぺら倶楽部公式サイトより》 ごめんなさい。準備中です。
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